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読み方:ぴーえむえる
Probable Maximum Lossの略で、予想最大損失率と訳される。地震発生時の被害の程度を示す指標の一つで厳密に定義されたものではないが、一般には下記の式で表すことができる。PML=想定地震発生時の建物被害復旧費用÷建物の再建築費用(単位:%)ここでいう想定地震は、 建物の一般的耐用年数である50年間に、10%の確立で発生する大地震(再現期間475年の地震に相当)である。例えばある建物の再調達費(現時点で新築すれば10億円)が、最大規模の地震(建物の 敷地ごとにその大きさを予想、例えば震度6強~7程度)を受けた場合の補修費(構造体、仕上げ材、設備・機器の損失を含む)が最大で2億円かかると予想されると、その建物のPMLは(2億円/10億円)x100=20%となる。この定義からわかるようにPMLは、0%(無被害)から100%(全損)の値で評価され、PMLの値が小さいほど建物の地震による被害リスクは小さいことになり、耐震性能が優秀な建物(もしくは大規模な地震の発生しにくい地域に所在する 不動産)であるといえる。なお、この値が20%を超える場合には一般には 地震保険への加入が勧められる。
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